テーブルクロック

パネライ テーブルクロック 腕時計

パネライのテーブルクロックは、ガラスでできた直径65ミリの球体の置時計です。置時計はふつう電池で動くものがほとんどですが、これはゼンマイを動力源にしています。持ち歩くタイプの時計ではないので、自動巻きではなく、手巻きのものが搭載されています。8日間パワーが持続するので、1週間に1度ゼンマイを巻くことで継続的に使用することができます。有名なモデルとしてはPAM00651が挙げられます。これは文字盤の上部がローマ数字で下部がアラビア数字というユニークなデザインを特徴としています。

パネライのテーブルクロックは水晶玉のように神秘的な外観をしています。そして、時計であるにもかかわらず時間を忘れて見入ってしまう魔力のようなものを感じさせます。日常の忙しさにまみれていると、物事がよく見えなくなることがありますが、そんなときにこの時計があれば、現実をいったん離れて心をリフレッシュでき、現実と再び向き合う気持ちになることができます。

新品 パネライ テーブルクロック 腕時計

パネライ テーブルクロックについて

パネライ テーブルクロックの歴史

PAM00651の文字盤は「カリフォルニア文字盤」と呼ばれるもので、上半分がローマ数字で下半分がアラビア数字という変わったインデックスとなっています。これは1936年に初めてイタリアの海軍のために作られた試作の時計と同じ文字盤です。後の1980年代、カリフォルニアで人気になったことからこの名になりました。

パネライ テーブルクロック腕時計の特徴

パネライのテーブルクロックはどこから見ても丸い球体をしています。自社製の手巻きムーブメントであるキャリバーP.5000を搭載した初めてのクロックです。パワーリザーブは8日間の設定になっています。球体の大きさは直径65mmなので手のひらで包んでしまえるサイズで、置時計にしてはかなり小さいです。ミネラルガラスなので、強度はサファイアクリスタルに比べると劣ります。球体ですが、サテンスティール製のラウンドベースがついているので、テーブルには安定して置くことができます。

定番モデル

定番モデルというよりはPAM00581、PAM00641、PAM00651の3種類のみの展開となっています。大きさはみなほぼ同じで金額も全て¥345,600(税込)となっています。

PAM00641 はインデックスがドットになった一番シンプルなデザインです。PAM00651の文字盤は「カリフォルニア文字盤」を使用しています。PAM00581はラジオミールのPAM00610の文字盤と同じ、3,6,9,12とドットの組み合わせで一番わかりやすい文字盤です。背面は3つとも同じ自社製P.5000ムーブメントの精巧で、美しいディテールをたっぷりと堪能できるデザインです。

メンズ時計の良さをテーブルクロックにも再現

パネライ テーブルクロックは球体でかわいい形ですが、細部にパネライらしさを感じられる時計です。12時位置の大型巻き上げリューズは腕時計と同じく存在感があります。背面のムーブメントもクロックとはいえない精巧さと高級感が感じられます。

パネライを卓上で楽しめる

クロックは常に目にする所に置けるので、自宅やオフィスの机などいつも目にするところに置いて楽しめます。ゼンマイを巻くことで時を刻んでくれるので次第に愛着が湧いてきます。手巻き式ですがパワーリザーブが8日間もあるので、そんなにわずらわしさもありません。他のブランドにはなかなかないし、パネライの縮小版をいつも見ていることができるので、ファンにはうれしいモデルです。

パネライについての豆知識

Knowledge Point

ラジオミールとは?

パネライは1860年に創立されたイタリアの高級腕時計メーカーで、一目見ただけで判別できるクッションフォルムが特徴です。元々は精密機械メーカーで、自社で開発した蛍光塗料である「ラジオミール」を使用した精密機器をイタリア海軍に納めていましたが、その高度な技術力と信頼から特殊潜水部隊のための軍事用ダイバーズウオッチの開発を海軍から依頼されたのが、時計メーカーとしてのスタートです。文字盤にラジオミールを使用し視認性と防水性を重要視した初の腕時計は海軍に正式採用され、名前を蛍光塗料と同じ「ラジオミール」と名付けてパネライを代表するモデルとなっています。

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魅力的な外観

パネライの魅力のひとつに大きく厚みのある外観があり、標準サイズで直径47ミリ、最小サイズでも40ミリ、厚みに至っては15ミリを超えるものもあります。これは部隊が使用する際の視認性を保つためで、激しい戦場で使用しても壊れない頑丈さを正確性を求めたシルエットは、現在でも「強い男の象徴」として多くの男性の憧れの的となっています。

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強い発光力

蛍光塗料を塗布した文字盤をベースに、更に数字をくり抜いた文字盤を重ねる「サンドイッチ文字盤」により多くの蛍光塗料を使用しているため、暗闇でもはっきりと時間を確認することができます。これも元々は暗闇で活動する特殊潜水部隊のための仕様でしたが、現在のモデルにも引き継がれています。

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リューズプロテクター

特許を取得しているリューズプロテクターは、レバーを下げるとリューズが操作できる仕組みで、ルミノールを象徴するデザインと言えます。パネライの時計は流行を取り入れた細かな変化はありますが、発表当時からほぼ変わらない完成されたデザインで現在も多くの人々を魅了し続けています。

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