クロノマスター

ゼニス クロノマスター 腕時計

ゼニスは、1865年に時計製造の聖地であるスイスのル・ロックルで創業した老舗時計メーカーです。創業当時からマニュファクチュール(自社一貫生産)の体制を貫き、世界屈指の技術力を持つブランドです。中でも、1969年に誕生した世界初の自動巻きクロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」は、基本設計を変えることなく登場から50年近く経つ現代でも作り続けられているほどのスペックを持ち、世界最高峰のムーブメントと呼ばれています。

メカニカルなムーブメントの心臓部が見られるオープンハートデザインは、ゼニスを特徴する人気デザインの1つであり、いち早く取り入れた先駆者的存在です。王道のエル・プリメロの他、シンプルで気品あふれるクラシックなデザインのエリート、レトロなデザインが特徴で航空史のシーンでも利用されてきたパイロットなどが、定番として広く知られています。また、クロノマスターは、ムーブメントを全見せするのではなく、あえて一部だけをくりぬくことで芸術性を残しつつ、時間の確認がしやすく実用性もあるとして、人気なモデルです。

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ゼニスクロノマスターについての豆知識

世界的な時計メーカーとして知られるゼニスは、スイスの時計メーカーです。19世紀後半に創業以来、100年以上の長い間、品質の高い時計を製作しています。ゼニスではさまざまなタイプの高級腕時計を販売していますが、その中でも特に有名なのがゼニスクロノマスターシリーズの腕時計です。ゼニスのクロノマスターは世界中に多くのファンがいて、その機能とデザイン性には独自の個性があります。

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エル・プリメロ

エル・プリメロはゼニスが独自に開発した自動巻きタイプのクロノグラフ時計です。このエル・プリメロ・グランドデイト・フルオープンの特徴は、エル・プリメロの動きが見えやすいようにオープンデザインになっていることです。ムーブメントにはエル・プリメロ 4047B自動巻ムーブメントが採用されていて、フルオープンスタイルなのでムーブメントが外からでもしっかりと確認することができるのが魅力です。50時間以上のパワーリザーブが可能な機能を備えています。

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グランドデイトの表示盤

クロノグラフとしてのデザインとしては、時計の中央部にクロノグラフ針が配置されているのが特徴です。時計の3時の位置には30分カウンターが配置されていて、6時の位置にはムーン&サンフェイズ表示が配置されています。9時の位置にはスモールセコンドを表示する表示盤が配置されています。その中でもこのシリーズの腕時計の大きな特徴が、2時の位置にグランドデイトを表示する表示盤が配置されていることです。このグランドデイトの表示盤と、エル・プリメロのムーブメントが確認できるフルオープンの仕様が、クロノマスター・フルオープンシリーズの大きな個性になっています。ステンレススチールや18Kローズゴールドの素材が採用されているこの腕時計は、デザイン性の高さとともに高級感にもあふれています。直径は45ミリメートルなので存在感もありながら、腕に装着しやすいサイズとなっています。10気圧まで耐えることができる高い防水性能も備えているので、安心して使用することができるのも魅力です。文字盤にサファイアが使用されていることも、このグランドデイト・フルオープンの特徴で、サファイアの輝きが独自の高級感を生み出しています。

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3種類のモデル

ゼニスクロノマスターシリーズの腕時計には3種類のモデルがあり、それぞれデザインが微妙に異なっています。腕に巻く部分に皮製のストラップが採用されているタイプのものと、金属のバックルが採用されているタイプがそれぞれあります。皮製のストラップが採用されているものにはさらに、ブラウンのものとブラックのものの二種類があります。このストラップ部分の品質にもこだわって製作されているのがグランドデイト・フルオープンの特徴で、ブラウンアリゲーターのレザーを使用しています。バックルタイプのものにはステンレススチールが使用されていて、トリプルフォールディングバックルが採用されています。

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エル・プリメロ・スケルトン

このスケルトンシリーズの腕時計は他のクロノマスターの腕時計よりも、シックなデザインが採用されているのが特徴です。ムーブメントにはエル・プリメロ400B自動巻ムーブメントが採用されていて、ゼニス製の腕時計の個性であるエル・プリメロのムーブメントが楽しめます。50時間以上のパワーリザーブが可能なのは、フルオープンシリーズの時計と同様のスペックです。クロノグラフタイプの時計であることもフルオープンシリーズと共通していますが、デザインが若干異なっています。3時の位置に30分カウンターがあり、9時の位置にスモールセコンドの表示盤が配置されているのは、フルオープンシリーズと共通するデザインです。ですがスケルトンシリーズの時計は6時の位置に日付の表示が配置されているのが大きな特徴です。素材にブラックセラミックが使用されているのもスケルトンシリーズのクロノマスターの特徴で、全体的に落ち着いた雰囲気になっています。腕時計の直径は45ミリメートルでこれもフルオープンシリーズと同じ大きさになっています。

メンズ腕時計の中でも人気の定番モデル・クロノマスターはシンプルさが魅力

ゼニスってどのようなブランド?

ゼニスは1865年に創業した腕時計メーカーです。150年以上の歴史を持ち、腕時計のメッカであるスイスの中でも老舗名門ブランドといえます。シンプルでありながらエレガントなテイストのデザイン性の高さもさることながら、品質にこだわりを持っているのも特徴です。設立当初から、すべての工程を自社で一貫して製造する職人気質を持ったブランドでもあります。

ゼニスの中では華のあるデザイン

ゼニスでは様々な人気の定番モデルを手掛けてきました。しかしゼニスの定番モデルを見てみるとその多くが、比較的シンプルでオーソドックスなデザインのものが主流でした。特に1980~90年代にはその傾向が目立ってました。その中でもクロノマスターは、ゼニスのラインナップの中では華のあるモデルといわれていました。

オープンなデザインのモデルがラインナップ

ゼニスのクロノマスターシリーズを見てみると、文字盤の一部をくりぬくことであえてムーブメントを見せるスタイルのものが出ています。クロノマスターXXTオープンと呼ばれるモデルが代表的です。このようにムーブメントを見せるデザインは、ほかのブランドのメンズ腕時計の中でも使われていた手法です。しかしゼニスのクロノマスターが他とは違ったところは、いわゆる「チラ見せ」にしているところです。

実用性と芸術性がバランスよく融合

実はクロノマスター以前に登場したムーブメントを見せるモデルは、シースルーともいえるようなムーブメントを全見せするスタイルが主流でした。こうすると確かにおしゃれではあります。しかし視認性が低下してしまって、一目で時刻を確認するには不向きでした。一方ゼニスのクロノマスターの場合、一部しか見せないようにしたことで芸術性を維持しながら、実用性も損なわずに済みました。日常使いができ、しかも手元をおしゃれに演出できるわけです。

まとめ

ゼニスのクロノマスターシリーズの中でもチラ見せしているのは、調速脱進機の部分です。あまり聞きなれない名称かもしれませんが、ムーブメントの中でも心臓部分ともいえる箇所です。しかも最もダイナミックな動きをする箇所なので、ビジュアル的なインパクトも強いです。普段使いができる、しかもそれでいてさりげなくおしゃれを演出できるような腕時計が欲しいと思っているのなら、ゼニスのクロノマスターシリーズもチェックしてみるといいでしょう。ずっと見続けても飽きない個性的なデザインが魅力です。

   
           
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