流行に合わせたおしゃれなデザイン!ボーム&メルシエ9選

2020年12月11日
流行に合わせたおしゃれなデザイン!ボーム&メルシエ9選

BAUME&MERCIER(ボーム&メルシエ)は、1930年にスイスで創業しました。世界で7番目に創業したブランドといわれています。

今回は、ボーム&メルシエの歴史と魅力を紹介していきます。デザインにこだわったモデルにも注目してほしいと思います。

【ボーム&メルシエの歴史と魅力】

ボーム&メルシエは、スイスジェラ地方で創業しました。ジェラ地方は、フランスに近い地域です。

ここでは、ボーム&メルシエの歴史や注目ポイントを紹介していきます。コストパフォーマンスの良さも必見です。

■時代に合わせて!ボーム&メルシエの歴史

出典: baume-et-mercier.com/jp

ボーム&メルシエは、1930年に創業しました。ボーム兄弟がスイス西部のジュラ地方にある「レ・ボア」という村で時計工房を開いたのが始まりだといわれています。

創業当初から高い技術力を誇っていたボーム兄弟は、1851年にロンドンでボーム・ブラザーズ社を立ち上げました。その後、ロンドンを拠点にヨーロッパやアジアに広がっていきます。

ボーム&メルシエは「妥協を許すことなく、最高品質の時計だけを作る」ことをモットーにしていました。

19世紀末になると世界各地で開かれている国債展示会で、多くのメダルや賞を獲得しています。

創業者の孫であるウイリアム・ボームと実業家のポールメルシエは、1918年にスイスのジュネーブ地方で「ボーム&メルシエ」を設立しました。1919年には、当時の時計業界で世界的な権威の「ジュネーブ刻印」が授与されます。

20世紀になると時計業界の中心は、懐中時計から腕時計に変わりはじめていました。ボーム&メルシエは、時代に合わせた時計つくりをはじめます。

1920年代以降は、女性用のラグジュアリーモデルに力を入れました。その後もレクタンギュラーケースの腕時計やムーンフェイズ搭載のモデルなど流行に合ったモデルを発表しています。

■ボーム&メルシエのロゴマークに込められた意味

出典:baume-et-mercier.com/jp

ボーム&メルシエは、1964年からギリシア文字のΦ(ファイ)をロゴマークに使うようになりました。ファイは「理想的な均衡や調和の美」を表すと言われています。

ロゴマークにファイを使うようになった頃から、伝統的なラウンドケースの腕時計を製造するようになりました。現在は、ラウンドケースのモデルが多くなっています。

モデルによっては、文字盤や針にロゴマークを使用していることもあります。ロゴマークがついている位置にも注目することをオススメします。

■エタブリスールとは?高いコストパフォーマンスの秘密

出典:baume-et-mercier.com/jp

腕時計を製造しているブランドは、マニュアルチュールとエタブリスールの2種類にわかれます。マニュファクチュールとは、デザインからムーブメントまでの自社一貫製造という意味です。

マニュファクチュールは、独創性のあるデザインや細部までこだわった製品づくりができます。製造コストがかかるので、製品の価格は高くなりやすいです。

エタブリスールは、ムーブメントや部品を他のメーカーから仕入れて組立てることをさします。古くはスイスの時計ブランドの多くがエタブリスールを取り入れていました。

エタブリスールは、ムーブメントの製造をETA社やセリタ社といったムーブメント製造専門会社に頼むことが一般的です。大量に作ったムーブメントを使うので価格を抑えやすくなります。

ボーム&メルシエは、エタブリスールの傾向が強いです。自社製ムーブメントを使用したモデルもありますが、主力はコストパフォーマンスの高いモデルになります。

【おしゃれな男性のために!クリフトンとクリフトン クラブ】

Clifton(クリフトン)は、都会的な男性のために誕生しました。丸みを帯びた文字盤が特徴としてあげられます。

Clifton Club(クリフトン クラブ)は太い針や12時の位置に付いたロゴマークなど、クリフトンに比べてスポーティなデザインです。回転ベゼルが付いたモデルもあります。

ここでは、クリフトンとクリフトン クラブの人気モデルを紹介していきます。機能やデザインにも注目してください。

■クリフトン M0A10055

Baume & Mercier M0A10055

クリフトン M0A10055の仕様:

直径:43mm

ムーブメント:自動巻き(ボーム&メルシエ キャリバー 9000)

パワーリザーブ:約42時間

防水:5気圧(50m)

シルバーの文字盤にローズゴールドの針とインデックスを組み合わせています。月と曜日の表示は12時の位置です。

日付は、文字盤の一番外側に並んでいます。日付を示すのは、赤い飾りがついたローズゴールドの針です。

6時の位置には、月の満ち欠けを示すムーンフェイズがついています。ケースは、裏側からムーブメントが見えるシースルーバック構造です。

■クリフトン クラブ M0A10340

Baume & Mercier M0A10340

クリフトン クラブ M0A10340の仕様:

直径:42mm

ムーブメント:自動巻き(キャリバー セリタ SW200)

パワーリザーブ:約38時間

防水:10気圧(100m)

ブラックの文字盤にオレンジ色の針がアクセントになっています。日付表示窓は、3時の位置です。

ホワイトの針とインデックスには、暗い所で光る塗料を塗っています。ブラックの回転式ベゼルで潜水時間の把握も可能です。

■クリフトン クラブ M0A10337

Baume & Mercier M0A10337

クリフトン クラブ M0A10337の仕様:

直径:42mm

ムーブメント:自動巻き(キャリバー セリタ SW200)

パワーリザーブ:約38時間

防水:10気圧(100m)

ホワイトの文字盤にブラックの回転ベゼルが目立つデザインになっています。日付表示窓は3時の位置です。

針とインデックスには、暗い所で光る蛍光塗料を使用しています。カーフスキンのストラップは、表と裏で色が違うのも特徴的です。

表側は、ブラックのカーフスキンで帆布柄(はんぷがら)の処理を施しています。裏側は、オレンジのカーフスキンです。

■クリフトン クラブ リミテッドエディション M0A10404

Baume & Mercier M0A10404

クリフトン クラブ リミテッドエディション M0A10404の仕様:

直径:44mm

ムーブメント:自動巻き(キャリバー ETA Valjoux 7750)

パワーリザーブ:約48時間

防水:5気圧(50m)

1967本限定で発売したモデルになります。ホワイトの文字盤にブラックで縁取りした針とインデックスが特徴的です。

9時の位置に配置してあるスモールセコンドには、35と大きく書いてあります。3時の位置は30分積算計で、6時の位置は12時間積算計です。

ブラックのベゼルは、速度計測に便利なタキメーターになります。ケースの裏蓋に描かれているのは、ネイティブアメリカンです。

カーフスキンストラップは、レッドとブラックを組み合わせています。限定品なので、希少価値の高いモデルになります。

【シンプルと美しさと機能性を兼ね備えたモデル!クラシマ】

Classima(クラシマ)は、シンプルなデザインが魅力的なシリーズです。多くのモデルにギョーシェ彫りが施してあります。

ここでは、クラシマの人気モデルを紹介します。クロノグラフ機能など搭載している機能にも注目してください。

■クラシマ M0A10215

Baume & Mercier M0A10215

クラシマ M0A10215の仕様:

直径:40mm

ムーブメント:自動巻き(キャリバー セリタ SW200)

パワーリザーブ:約38時間

防水:5気圧(50m)

ホワイトの文字盤にブルースティールの針を組み合わせたモデルです。文字盤の中心部分に縦線模様のギョーシェ彫りがはいっています。

日付表示窓は3時の位置です。ステンレススチール製のケースは、裏側からムーブメントが見えるシースルーバック構造になっています。

■クラシマ M0A10480

Baume & Mercier M0A10480

クラシマ M0A10480の仕様:

直径:42mm

ムーブメント:自動巻き(キャリバー セリタ SW260-1)

パワーリザーブ:約38時間

防水:5気圧(50m)

ブルーの文字盤にシルバーの針とインデックスを組み合わせたモデルです。3時の位置に付いている日付表示窓は、背景がブラックになっています。

スモールセコンドは、6時の位置です。文字盤とスモールセコンドの中心部分には、ギョーシェ彫りが施してあります。

ステンレススチール製のケースは、シースルーバック構造です。カーフスキンストラップは、ブラックとブラウンを組み合わせています。

■クラシマ M0A10483

Baume & Mercier M0A10483

クラシマ M0A10483の仕様:

直径:42mm

ムーブメント:自動巻き(キャリバー ETA 2893-2)

パワーリザーブ:約42時間

防水:5気圧(50m)

ブルーの文字盤とホワイトの針を組み合わせたモデルです。日付表示窓は、3時の位置についています。

M0A10483は、第二時間帯がわかるGMT機能付きです。第二時間帯は、文字盤の内側にある24時間表記のカウンターと赤いGMT針でわかります。

ケースとブレスレットは、ステンレススチール製です。ケースの裏側からムーブメントの構造が見えるようになっています。

■クラシマ M0A10484

Baume & Mercier M0A10484

クラシマ M0A10484の仕様:

直径:42mm

ムーブメント:自動巻き(キャリバー ETA-Valjoux 7751)

パワーリザーブ:約42時間

防水:5気圧(50m)

ブルーの文字盤とホワイトの針を組み合わせたモデルです。文字盤の中心部分には、ギョーシェ彫りが施してあります。

月と曜日を表示しているのは12時の位置で、日付は文字盤の一番外側です。6時の位置に月齢を表示しています。

クロノグラフ機能用の30分積算計は12時の位置で、12時間積算計は6時の位置です。9時の位置には、24時間表記のカウンターもついています。

■クラシマ M0A10218

Baume & Mercier M0A10218

クラシマ M0A10218の仕様:

直径:40mm

ムーブメント:クォーツ

防水:5気圧(50m)

シルバーの文字盤にシルバーの針を組み合わせたモデルです。6時の位置には、第二時間帯を示すカウンターがついています。

日付表示窓は12時の位置です。二つの日付表示窓を使って日付をあらわしているので見やすくなっています。

【まとめ】

今回は、ボーム&メルシエの歴史と人気モデルを紹介しました。ボーム&メルシエは世界で7番目にできた老舗ブランドですが、流行に合わせて新しいモデルを生み出しています。

ボーム&メルシエには、ドレスウォッチのようにシンプルながら華やかなモデルが多いです。デザインと機能の両方に注目して選ぶことをオススメします。

コメントをする
To Top