時計の見た目を大きく左右する!ケース形状の種類と特徴についてまとめ

2021年11月12日
時計の見た目を大きく左右する!ケース形状の種類と特徴についてまとめ

腕時計を形作るパーツは様々あります。時計を動かす部分(ムーブメント)は重要ですが、それを覆っているケースもまた非常に重要です。各時計ブランドのデザイン性を決定する部分といっても過言ではなく、形状の名前だけでも数多くあります。時計のケース形状の主な種類と、その特徴についてそれぞれ簡潔に紹介していきます。

時計のケースとはどういうもの

時計で使われるケースとは、文字盤ムーブメントなど主要なパーツを収めている外装のことで、本体・胴体を指します。チリや衝撃などの外的余韻から保護する目的で使われています。基本的に全面の透明ガラス、ベゼル(フチ、側面)と裏ぶたで構成されおり、バンドとはラグで繋がっています。通常、ケースには金属が使われ、主なものではステンレス・ゴールド・プラチナ・チタンなどが挙げられます。内部の保護だけではなく、見た目の印象を大きく左右し、様々な形状のケースが存在します。

腕時計が生まれた初期から定番なのが丸い形状のラウンドケースです。時計はくるくると円を描いて回ります。機構は丸く作られており、最もムーブメントにそのまま準じた形状です。一方で、四角ケースは非常に大きな割合を占めます。四角いとシャープな印象を与え、フォーマルに使いやすいとしてビジネスマンにおいて普及しました。トノーケス(樽型)や三角ケース、オクタゴンケースも特に主流のケース形状です。

ブランドから見える時計のケースの傾向

ロレックスは、円形のラウンドケースが多く見られる特徴があります。スイスで生まれた1905年の老舗高級時計メーカーで、当初からラウンドケースがラインナップを占めていました。同じくスイスで創業したオメガミドーなどもラウンドケースが主流となっており定番です。一般的にどのブランドでも共通して生産されることが多いのがラウンドケースとなっています。

また、四角ケースも同じくらいポピュラーで、四角形の形状によっていくつかの種類に分けられます。正四角形であればスクエアケースと呼ばれることが多いです。スクエアケースであればタグ・ホイヤーなどが有名で、モナコシリーズは世界初の防水スクエアケースとして販売当時、話題になりました。その他、1990年ドイツ創業のノモス・グラスヒュッテは、テトラシリーズが有名です。長方形の場合はレクタンレギュラーケースと呼ばれ、ジャガー・ルクルトのレベルソシリーズなどが特に知られています。バンドに沿った形状なので邪魔にならずスポーツにも向き、衝撃に強く作られています。

そして、クッションケースは四角形の角が尖っておらず、若干優しい印象のケースです。イタリアの時計メーカー・パネライは、クッションケースを多く生産しており、クッションケースの代名詞としてもよく知られています。楕円状で樽型のオーバルケースはフォーマルや冠婚葬祭で使いやすい、おしゃれでシンプルな時計が多い傾向です。ブルガリカルティエなどの人気シリーズは、このオーバルケースが多く見られます。三角ケースで有名なブランドは、ハミルトンなどが有名です。オクタゴンケースであればオーデマ・ピゲなどが知られています。

ケースの種類ごとのおすすめ時計

シンプルな腕時計がお好みの人なら、やはり円形のラウンドケースは外せません。ロレックスが特に有名で、例えば「GMTマスター2」は2ヵ所の時間を同時表示する利便性で人気があり、自動巻きで防水性能は10気圧です。また、シャープでビジネスに活かせる時計なら、四角ケース(スクエアケース)の代表格「タグ・ホイヤーモナコキャリバー11」などが人気となっています。

時計にとってケースは非常に重要

ラウンドケースは非常にスタンダードな形状ですが、他にもオーバルケースやクッションケースなどそのブランドの代名詞となるケースも、よく見られる傾向です。フォーマルな場、カジュアルな場、それぞれに向いたケースがあるので、どのケースの時計が自分に向いているか、この記事を参考にして、ベストな時計をぜひ見つけてください。

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